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2027年3月病院の薬の一部に「上乗せ料金」が始まります

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上乗せ料金

ロキソニンは上乗せ料金の対象?2027年3月からの負担増と市販ロキソニンSとの違い

2027年3月から、処方薬のロキソニンに上乗せ料金がかかる案が検討中です。市販のロキソニンSとの違いや、胃腸・ぜんそくへの注意点をわかりやすく解説します。

公開: 2026-10-15更新: 2026/10/15

結論:ロキソニンは上乗せ料金の対象(案)

処方薬のロキソニン(成分名:ロキソプロフェン)は、2027年3月から始まる「上乗せ料金」(正式名称:OTC類似薬の特別の料金)の対象となる案が出ています。 対象になると、これまでの窓口負担に加えて、薬代の4分の1が追加でかかります。 ただし、対象品目は国の告示で最終決定されるため、現時点では「案」の段階です。

💡 ロキソニン1錠あたりの上乗せ額

ロキソニン錠60mgの薬価は10.8円。上乗せ額は約2.7円/錠です。1回7日分(21錠)なら約57円の追加負担となります。


上乗せ料金とは?仕組みをやさしく解説

上乗せ料金は、市販薬で代用できる処方薬に追加の負担を求める新しい制度です。 2026年5月に成立した改正健康保険法にもとづき、2027年3月から始まる予定です。

対象となる薬の条件

市販薬と成分・使い方が同じで、1日の最大量も同じ医療用医薬品が対象です。 厚生労働省の案では、77成分・約1,100品目が挙げられています。

負担の計算方法

項目計算式
上乗せ料金薬剤費(薬そのものの値段)の4分の1
残りの薬剤費通常の1〜3割負担
診察料・調剤料変更なし

薬代1,000円の薬で比較

負担割合従来の負担新制度後増加額
3割負担300円約480円約180円
2割負担200円400円200円
1割負担100円約330円約230円

負担割合が低い人ほど、増加の割合が大きくなる点に注意が必要です。


ロキソニンが対象になる理由

ロキソニンの成分「ロキソプロフェン」は、市販薬でも同じ成分・同じ量で販売されています。 そのため、「市販薬で代用できる」とみなされ、対象候補に挙がっています。

医療用と市販の比較

項目処方薬(ロキソニン錠)市販薬(ロキソニンS)
成分ロキソプロフェンロキソプロフェン
1錠の量60mg60mg
分類医療用医薬品第1類医薬品
購入方法医師の処方箋が必要薬剤師の説明を受けて購入

医療用も市販も、1錠あたりの成分量は同じ60mgです。 この「同一性」が、上乗せ料金の対象となる根拠になっています。

⚠️ ジェネリックなら上乗せ額は小さい

ジェネリック(後発医薬品)は薬価が安いため、上乗せ額も小さくなります。医師や薬剤師に相談してみましょう。


市販のロキソニンSを買うときの注意点

市販のロキソニンSは「第1類医薬品」に分類されています。 これは、薬局で薬剤師から説明を受けないと購入できないカテゴリーです。

第1類医薬品とは

副作用や飲み合わせに注意が必要な薬が指定されています。 購入時には、薬剤師が体調や持病について確認します。 必ず正直に答え、不安な点は質問しましょう。

特に注意が必要な人

以下に当てはまる人は、ロキソプロフェンの使用に注意が必要です。

  • 胃腸障害のある人・過去にあった人 ロキソプロフェンは胃の粘膜を傷つけやすい性質があります
  • ぜんそくの既往がある人 「アスピリンぜんそく」を起こすリスクがあります
  • 腎臓の機能が低下している人 腎臓への負担が増える可能性があります
  • 他の鎮痛薬を使っている人 成分が重複して副作用が強まることがあります

🚨 胃腸・ぜんそくの既往がある人は要相談

市販のロキソニンSを買う前に、薬剤師に必ず相談してください。状態によっては別の薬をすすめられることがあります。


上乗せ料金の対象外になる人もいる

上乗せ料金がかからない人についても検討が進んでいます。 以下の人は、対象外とする方向で議論されています。

  • こども
  • がんや難病など、配慮が必要な慢性疾患のある人
  • 低所得者
  • 入院患者
  • 医師が長期使用などを医療上必要と判断した人

詳細は厚生労働省の検討会で整理中です。 自分が対象外になるかどうかは、かかりつけ医に確認するのが確実です。


処方薬と市販薬、どちらを選ぶべきか

上乗せ料金が始まると「市販薬のほうが安いのでは」と考える人もいるでしょう。 しかし、安易に切り替えることはおすすめできません。

処方薬を続けたほうがよい場合

  • 持病があり、医師が経過を見ている
  • 他の薬を複数飲んでいる
  • 定期的な検査が必要な状態
  • 薬の量や種類を医師が調整している

市販薬で対応できる可能性がある場合

  • 一時的な痛みや症状への対処
  • 医師から「市販薬でも大丈夫」と言われている
  • 持病がなく、薬の飲み合わせの心配がない

判断に迷ったら、医師や薬剤師に相談してください。 自己判断での切り替えは、思わぬ健康被害につながることがあります。

処方薬と市販薬の違いについて詳しく知りたい方は、ロキソニンの詳細ページをご覧ください。


他に上乗せ料金の対象になる薬は?

上乗せ料金の対象候補(案)には、ロキソニン以外にも多くの薬が含まれています。

対象候補の例(案)

分類薬の例
鎮痛薬ロキソニン、ボルタレン外用
花粉症・アレルギー薬アレグラ、アレジオン、クラリチン、タリオン
点鼻薬フルナーゼ、ナゾネックス
保湿剤ヒルドイド
ステロイド外用薬リンデロンV、ベトネベートN、ロコイド
去痰薬ムコダイン
便秘薬マグミット、ラキソベロン
抗真菌薬ラミシール外用
抗ウイルス薬ゾビラックス軟膏

対象外の例(案に含まれない)

  • カロナール(アセトアミノフェン単剤)
  • ガスター(ファモチジン)
  • モーラステープ(ケトプロフェン)
  • 漢方薬全般(葛根湯など)

自分が使っている薬が対象かどうかは、上乗せ料金の対象薬一覧で確認できます。


まとめ:不安なら医師・薬剤師に相談を

ロキソニン(ロキソプロフェン)は、2027年3月から上乗せ料金の対象になる案が出ています。 市販のロキソニンSと成分・量は同じですが、購入には薬剤師の説明が必要です。

胃腸障害やぜんそくの既往がある人は、特に注意が必要です。 処方薬から市販薬への切り替えは、必ず医師や薬剤師に相談してから判断してください。

この記事は情報提供を目的としており、医療行為や診断の代替となるものではありません。 症状や治療については、必ず医師・薬剤師にご相談ください。


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