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2027年3月病院の薬の一部に「上乗せ料金」が始まります

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上乗せ料金

ヒルドイドは上乗せ料金の対象?2027年3月から乾燥肌の保湿剤処方はどう変わる

2027年3月から、ヒルドイドなどヘパリン類似物質0.3%の保湿剤は上乗せ料金の対象案に含まれています。こどもは対象外の方向で検討中。市販品との違いや注意点を解説します。

公開: 2026-10-17更新: 2026/10/17

結論:ヒルドイドは上乗せ料金の対象案に含まれる

2027年3月から、ヒルドイドなどの保湿剤処方で自己負担が増える見込みです。 成分「ヘパリン類似物質0.3%」が上乗せ料金(正式名称:OTC類似薬の特別の料金)の対象案に入っています。 ただし、こどもは対象外とする方向で検討が進んでいます。

上乗せ料金の仕組みをおさらい

市販薬と同じ成分の処方薬を受け取るとき、追加の負担が生じる制度です。 通常の1〜3割負担とは別に、薬代の4分の1を上乗せで支払います。 保険適用は残りますが、自己負担額は増えることになります。

💡 上乗せ料金の計算例

ヒルドイドソフト軟膏25g処方の場合、薬価は約443円です。上乗せ料金は約111円。3割負担なら、従来の約133円から約244円に増える計算になります。

ヒルドイドが対象になる理由

ヒルドイドの有効成分は「ヘパリン類似物質0.3%」です。 同じ濃度の市販薬が多数販売されているため、対象案に含まれました。 乾燥肌やひび・あかぎれなどに使われる、代表的な保湿剤です。

対象となる主な製品(案)

製品名剤形薬価(1gあたり)
ヒルドイドソフト軟膏0.3%軟膏17.7円
ヒルドイドクリーム0.3%クリーム17.7円
ヒルドイドローション0.3%ローション17.7円
ビーソフテン(後発品)各種より安価

後発品(ジェネリック)は薬価が安いため、上乗せ額も小さくなります。

こどもは対象外の方向で検討中

厚生労働省の検討会では、こどもを対象外とする方向で議論が進んでいます。 小児科でヒルドイドを処方されても、上乗せ料金はかからない見通しです。 アトピー性皮膚炎など、こどもの肌トラブルへの配慮と考えられます。

⚠️ 最終決定はまだ先

対象品目や除外される人の詳細は、国の告示で正式に決まります。現時点では「案」の段階であることにご注意ください。

対象外となる方向で検討されている人

  • こども
  • がん・難病など配慮が必要な慢性疾患のある人
  • 低所得者
  • 入院患者
  • 医師が長期使用等を医療上必要と判断した人

市販のヘパリン類似物質製剤について

処方薬と同じ「ヘパリン類似物質0.3%」の市販薬は多数あります。 軟膏・クリーム・ローション・スプレーなど、剤形も豊富です。 ドラッグストアや薬局で購入できます。

市販品の例

製品名メーカー剤形
HPクリームグラクソ・スミスクラインクリーム
ヘパソフトプラスロート製薬ローション
ピアソンHPクリーム新新薬品クリーム
さいきa小林製薬ローション

市販品の詳しい情報は、保湿剤・皮膚用薬の市販薬一覧で確認できます。

処方薬と市販薬の違い

成分濃度は同じ0.3%でも、いくつかの違いがあります。 自分に合った選び方を考える際の参考にしてください。

項目処方薬(ヒルドイド)市販薬
成分濃度0.3%0.3%
容量25g〜など大容量可50g程度まで
価格の仕組み保険適用あり全額自己負担
入手方法医師の処方が必要薬局で購入可
添加物製品ごとに異なる製品ごとに異なる

大量に使う場合は処方薬のほうが安いこともあります。 一方、軽い乾燥肌なら市販薬で十分な場合もあります。 判断に迷ったら、薬剤師や医師に相談しましょう。

ヘパリン類似物質の注意点

安全に使うために、知っておきたい注意点があります。 処方薬でも市販薬でも、以下の点は共通です。

使ってはいけない場合

  • 出血性血液疾患のある人:血友病・紫斑病など
  • 傷口・ただれのある部位:出血が止まりにくくなる恐れ

ヘパリン類似物質には血行を促進する作用があります。 出血しやすい状態や傷口に使うと、出血が悪化する可能性があります。

🚨 使用を避けるべきケース

傷・湿疹・ただれがある部分には塗らないでください。また、血液が固まりにくい病気の方は、医師に相談してから使いましょう。

上乗せ料金がかかる場合の金額イメージ

ヒルドイドソフト軟膏0.3%の薬価は1gあたり17.7円です。 25g処方された場合の負担額を比較してみましょう。

負担割合従来の負担額2027年3月以降増加額
3割負担約133円約244円約111円
2割負担約89円約200円約111円
1割負担約44円約155円約111円

上乗せ料金は定率負担の割合に関係なく、薬価の4分の1で固定です。 そのため、1割負担の方ほど増加の影響が大きくなります。

今後の対応を考えるポイント

上乗せ料金の開始前に、自分の状況を整理しておきましょう。 以下のポイントを確認することをおすすめします。

確認したいこと

  • 自分や家族が処方されている保湿剤の成分名
  • こどもや持病がある場合、対象外になるかどうか
  • 市販薬で代用できる症状かどうか
  • 医師が継続処方を医療上必要と判断するかどうか

ヒルドイドが対象かどうかは、ヒルドイドの詳細ページで確認できます。

処方から市販への切り替えは慎重に

「上乗せ料金がかかるなら市販薬に変えよう」と考える方もいるかもしれません。 しかし、自己判断での切り替えには注意が必要です。

医師・薬剤師に相談すべき理由

  • 症状の程度によっては処方薬が適切な場合がある
  • アトピー性皮膚炎など、ほかの治療薬との組み合わせが重要な場合がある
  • 保湿剤以外の治療が必要な皮膚疾患の可能性もある

処方の必要性は医師が判断するものです。 長期使用が医療上必要と認められれば、対象外となる可能性もあります。

まとめ:乾燥肌の保湿剤処方はどう変わる

2027年3月から、ヒルドイドなどヘパリン類似物質0.3%の保湿剤に上乗せ料金がかかる見込みです。 25g処方で約111円の負担増となる計算です。 こどもは対象外の方向で検討が進んでいます。

市販薬にも同じ0.3%濃度の製品が多数あります。 ただし、出血性血液疾患のある方や傷口への使用は避けてください。 処方の継続や市販薬への切り替えは、必ず医師・薬剤師に相談しましょう。

この記事は医療行為や診断の代替となるものではありません。 具体的な治療や薬の選択については、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。


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