クスリノコンパス

2027年3月病院の薬の一部に「上乗せ料金」が始まります

調べる ›
同じ成分の市販薬

ザジテンと同じ成分の市販薬を選ぶときの注意点|含有量・対象年齢・使える症状の違い

処方薬ザジテンと同じケトチフェンフマル酸塩を含む市販薬があります。成分・濃度は同じですが、対象年齢や使える症状に違いがあります。眠気が出やすい点にも注意が必要です。

公開: 2026-11-04更新: 2026/11/4

結論:同じ成分だが「使える範囲」が違う

処方薬ザジテンの有効成分「ケトチフェンフマル酸塩」は、市販薬でも購入できます。

成分と濃度は処方薬と同じです。 しかし、対象年齢や使える症状に違いがあるため、選ぶ前に確認が必要です。

処方薬ザジテンは、厚生労働省の案で2027年3月から上乗せ料金の対象となる見込みです。 詳しい制度の内容はザジテンの医療費負担の変化についてをご覧ください。

💡 この記事でわかること

市販のザジテンシリーズと処方薬の違いを、含有量・対象年齢・使える症状の3つの視点で整理しています。


ケトチフェンフマル酸塩とは?

ケトチフェンフマル酸塩は、抗ヒスタミン薬と呼ばれる種類の成分です。

アレルギー症状の原因となる「ヒスタミン」という物質の働きをブロックします。 くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどを抑える効果があります。

処方薬ザジテンの特徴

処方薬のザジテンには、飲み薬・点鼻薬・点眼薬があります。

飲み薬は、以下のような症状に処方されます。

  • アレルギー性鼻炎
  • 気管支ぜんそく
  • じんましん
  • アレルギー性結膜炎

幅広いアレルギー症状に使える点が、処方薬の特徴です。


市販薬の種類と処方薬との比較

市販で購入できるザジテンシリーズは、以下の3種類です。

製品名剤形対象の症状
ザジテンAL鼻炎カプセル飲み薬鼻炎
ザジテンAL点鼻スプレー点鼻薬鼻炎
ザジテンAL点眼薬点眼薬アレルギー性結膜炎

いずれも第2類医薬品に分類されています。 薬剤師または登録販売者から購入できます。

成分・濃度は処方薬と同じ

市販のザジテンAL鼻炎カプセルは、1回1mg・1日2回の用法です。 これは処方薬の飲み薬と同じ成分・同じ濃度です。

点鼻スプレーと点眼薬も、処方薬と同じ濃度で配合されています。


処方薬と市販薬の違い一覧

同じ成分でも、処方薬と市販薬では使える範囲が異なります。

項目処方薬ザジテン市販薬ザジテンAL
成分・濃度ケトチフェンフマル酸塩同じ
鼻炎への使用○○
結膜炎への使用○○(点眼薬)
気管支ぜんそく○×
じんましん○×
対象年齢(飲み薬)医師の判断15歳以上
分類処方薬第2類医薬品

⚠️ 市販薬で対応できない症状

気管支ぜんそくやじんましんの治療には、市販のザジテンALは使えません。これらの症状がある方は、必ず医師の診察を受けてください。


対象年齢の違いに注意

市販のザジテンAL鼻炎カプセル(飲み薬)は、15歳以上が対象です。

14歳以下のお子さんには使用できません。

点鼻スプレーと点眼薬の対象年齢は、製品によって異なります。 購入前に必ずパッケージや添付文書で確認してください。

処方薬の場合は、医師が年齢や体重を考慮して処方量を調整します。 小児への処方も、医師の判断で行われます。


眠気が出やすい成分です

ケトチフェンフマル酸塩は、抗ヒスタミン薬の中でも眠気が出やすい成分です。

脳に届きやすい性質があり、服用後に強い眠気を感じることがあります。

服用後の運転は避けてください

市販のザジテンAL鼻炎カプセルの添付文書には、以下の注意があります。

服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください

車の運転だけでなく、自転車の運転や機械の操作も避ける必要があります。

🚨 運転に関する重要な注意

眠気の自覚がなくても、判断力や反応速度が低下している場合があります。服用後は運転や危険な作業を避けてください。

他の薬との飲み合わせ

以下の薬と一緒に飲むと、眠気が強くなることがあります。

  • 他の抗ヒスタミン薬(かぜ薬、花粉症の薬など)
  • 抗不安薬(こころを落ち着ける薬)
  • 睡眠薬

複数の薬を使っている方は、必ず薬剤師に相談してください。


市販薬を選ぶときの確認ポイント

市販のザジテンALを購入する前に、以下を確認しましょう。

1. 症状は鼻炎または結膜炎か

市販薬で対応できるのは、鼻炎とアレルギー性結膜炎です。 気管支ぜんそくやじんましんの方は、医療機関を受診してください。

2. 年齢は対象範囲内か

飲み薬は15歳以上が対象です。 点鼻薬・点眼薬は、製品ごとに対象年齢を確認してください。

3. 運転の予定はないか

服用後は車や自転車の運転ができません。 通勤や外出の予定がある日は、服用のタイミングに注意が必要です。

4. 他に飲んでいる薬はないか

かぜ薬や他のアレルギー薬と成分が重複する場合があります。 飲み合わせの確認は薬剤師に相談しましょう。


同じ成分の薬を調べる方法

自分が使っている薬に同じ成分の市販薬があるか調べたい方は、自分の薬が対象か、名前で調べるのページをご活用ください。

処方薬の名前を入力すると、同じ成分を含む市販薬があるかどうかを確認できます。


切り替える前に相談を

市販薬は手軽に購入できますが、すべての方に適しているわけではありません。

以下のような方は、自己判断での切り替えを避けてください。

  • 気管支ぜんそくやじんましんで処方されている方
  • 14歳以下のお子さん
  • 他の病気で治療中の方
  • 複数の薬を飲んでいる方

💡 迷ったら相談を

処方薬と市販薬のどちらが自分に合っているかは、症状や生活スタイルによって異なります。薬剤師や医師に相談することで、より安全な選択ができます。


まとめ

処方薬ザジテンと市販薬ザジテンALは、同じ成分・同じ濃度です。

しかし、使える症状と対象年齢に違いがあります。

比較項目処方薬市販薬
気管支ぜんそく使える使えない
じんましん使える使えない
飲み薬の対象年齢医師判断15歳以上

眠気が出やすい成分のため、服用後の運転は避けてください。

市販薬への切り替えを検討している方は、まず薬剤師または医師に相談することをおすすめします。


この記事は医療行為や診断の代替となるものではありません。 具体的な治療については、必ず医師・薬剤師にご相談ください。


出典:

  • 厚生労働省「後発医薬品のある先発医薬品及び一般用医薬品等と同一の有効成分を含む医療用医薬品の自己負担の在り方について」
  • 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「医療用医薬品添付文書情報」
  • ザジテンAL各製品 添付文書

この記事を送る

見出しと要点が入った文章です。「読んでおいて」と一言添えて送れます。

ザジテンと同じ成分の市販薬を選ぶときの注意点|含有量・対象年齢・使える症状の違い 処方薬ザジテンと同じケトチフェンフマル酸塩を含む市販薬があります。成分・濃度は同じですが、対象年齢や使える症状に違いがあります。眠気が出やすい点にも注意が必要です。

https://www.kusuri-compass.com/columns/auto_20261104_0_sw-zaditen-otc/