アレジオンの上乗せ料金はいくら?2027年3月からの負担額と市販薬・ジェネリックの選択肢
アレジオン錠20を30日分処方されると、2027年3月から約119円の上乗せ料金がかかる見込みです。同じ成分の市販薬やジェネリックという選択肢を解説します。
結論:アレジオン錠20は月30錠で約119円の上乗せ
2027年3月から、処方薬のアレジオンに「上乗せ料金」がかかる見込みです。アレジオン錠20を1日1錠×30日分もらうと、薬代約477円に対して約119円が上乗せされます。
同じ成分の市販薬を買う場合、この上乗せはありません。以下で詳しく説明します。
上乗せ料金とは何か
上乗せ料金の正式名称は「OTC類似薬の特別の料金」です。市販薬(OTC医薬品)と同じ成分の処方薬を病院でもらうとき、薬代の4分の1を追加で払う制度です。
2026年5月に成立した改正健康保険法にもとづき、2027年3月から始まる予定です。保険が使えなくなるわけではなく、通常の1〜3割負担に上乗せされる形になります。
💡 なぜこの制度ができたのか
市販で買える薬は自分で買ってもらい、医療費を抑えるためです。政府は年間約900億円の削減を見込んでいます。
アレジオンは上乗せ対象77成分の1つ
アレジオンの成分名は「エピナスチン塩酸塩」です。厚生労働省が2025年12月に示した案では、対象となる77成分(No.12)に含まれています。
対象品目は約1,100品目にのぼり、アレルギー薬、痛み止め、保湿剤など幅広い種類が含まれます。
アレジオン錠20の上乗せ額を計算
アレジオン錠20(20mg1錠)の薬価は15.9円です。1日1錠を30日分処方された場合で計算してみましょう。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 薬代(15.9円×30錠) | 約477円 |
| 上乗せ料金(薬代の4分の1) | 約119円 |
上乗せ料金の約119円は、負担割合に関係なく全額自己負担です。これに加えて、残りの薬代(約358円)に対する定率負担がかかります。
負担割合ごとの増加額
| 負担割合 | 増える金額(目安) |
|---|---|
| 3割負担 | 約83.5円 |
| 2割負担 | 約95.4円 |
| 1割負担 | 約107円 |
診察料や調剤料などの技術料には上乗せはかかりません。あくまで薬代部分だけが対象です。
上乗せ対象外になる人
以下に当てはまる人は、上乗せ料金の対象外とする方向で検討されています。
- こども
- がん・難病など配慮が必要な慢性疾患がある人
- 低所得者
- 入院患者
- 医師が長期使用などを医療上必要と判断した人
⚠️ 詳細は今後確定します
対象外の条件は厚生労働省で検討中です。最終的には国の告示で確定します。
市販のアレジオン20は同じ成分・同じ量
市販薬の「アレジオン20」は、処方薬のアレジオン錠20と有効成分も量も同じです。
| 項目 | 処方薬(アレジオン錠20) | 市販薬(アレジオン20) |
|---|---|---|
| 成分 | エピナスチン塩酸塩 | エピナスチン塩酸塩 |
| 1回の量 | 20mg | 20mg |
| 飲み方 | 1日1回 | 1日1回・就寝前 |
| 上乗せ料金 | あり(2027年3月から) | なし |
用法・用量が同じなので、花粉症の鼻症状であれば市販薬への切り替えを検討できます。
市販薬で違う点:対象年齢と効能
市販薬には、処方薬と異なる点もあります。購入前に確認しておきましょう。
対象年齢
市販のアレジオン20は15歳以上が対象です。15歳未満のお子さんには使えません。
効能の範囲
| 症状 | 処方薬 | 市販薬 |
|---|---|---|
| くしゃみ・鼻水・鼻づまり | ○ | ○ |
| じんましん | ○ | × |
| 皮膚のかゆみ | ○ | × |
| 気管支ぜんそく | ○ | × |
市販薬の効能は、花粉症などによる鼻の症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)だけです。じんましん・皮膚のかゆみ・気管支ぜんそくには使えません。
🚨 目のかゆみには別の薬があります
目のかゆみには、同じエピナスチン塩酸塩を含む点眼薬(アレジオン眼科用クリアLなど)が市販されています。飲み薬とは別に購入が必要です。
ジェネリックという選択肢
アレジオン錠20には、ジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。エピナスチン塩酸塩錠20mgという名前で複数のメーカーから出ています。
ジェネリックは薬価が安いため、上乗せ額も小さくなります。先発品にこだわりがなければ、医師や薬剤師にジェネリックへの変更を相談してみましょう。
市販薬と処方薬、どちらを選ぶか
花粉症の鼻症状だけで、他に持病がなく、15歳以上であれば、市販薬への切り替えは選択肢の1つです。
ただし、次のような場合は医師の診察を続けることをおすすめします。
- じんましんや皮膚のかゆみにも使っている
- 気管支ぜんそくの治療で飲んでいる
- 他の薬と併用している
- 15歳未満である
- 症状が市販薬で十分コントロールできない
💡 判断に迷ったら
処方薬から市販薬への切り替えは、自己判断だけで決めないでください。かかりつけの医師や薬剤師に相談してから決めると安心です。
まとめ
- アレジオン錠20は2027年3月から上乗せ料金の対象になる見込み
- 30日分(30錠)で約119円の上乗せ、負担割合により約83〜107円の増加
- 市販のアレジオン20は同じ成分・同じ量で、上乗せ料金なし
- 市販薬は15歳以上、鼻症状のみが効能(じんましん等には使えない)
- ジェネリックなら薬価が安く、上乗せ額も小さくなる
- 対象外の条件(こども・慢性疾患など)は検討中で、国の告示で確定予定
この記事は制度や薬の情報を整理したものであり、医療行為や診断の代替にはなりません。薬の選び方や使い方に迷ったら、医師または薬剤師にご相談ください。
出典:
- 厚生労働省「制度の考え方」https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001621875.pdf
- 厚生労働省「対象77成分一覧・案」https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001621851.pdf
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アレジオンの上乗せ料金はいくら?2027年3月からの負担額と市販薬・ジェネリックの選択肢 アレジオン錠20を30日分処方されると、2027年3月から約119円の上乗せ料金がかかる見込みです。同じ成分の市販薬やジェネリックという選択肢を解説します。
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