ジルテックは2027年3月の上乗せ料金の対象外|今後の見直しで変わる可能性と市販薬の選択肢
ジルテック(セチリジン塩酸塩)は2027年3月時点の上乗せ料金対象77成分に含まれていません。ただし令和9年度以降に対象拡大が検討されており、今後変わる可能性があります。同じ成分の市販薬も存在します。
結論:ジルテックは現時点の案では対象外
ジルテック(セチリジン塩酸塩)は、2027年3月から始まる上乗せ料金の対象ではありません。
厚生労働省が示した77成分の案にジルテックは含まれていないためです。
ただし、令和9年度以降に対象の拡大が検討されています。将来的に対象となる可能性は残っています。
上乗せ料金とは何か
上乗せ料金(正式名称:OTC類似薬の特別の料金)は、2027年3月から始まる新しい制度です。
市販薬と同じ成分の処方薬を使う場合、通常の自己負担に加えて追加料金がかかります。具体的には、薬剤費(薬そのものの値段)の4分の1を上乗せで支払う仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始時期 | 2027年3月(令和8年度中)の予定 |
| 対象 | 77成分・約1,100品目(案) |
| 上乗せ額 | 薬剤費の4分の1 |
| 保険適用 | 残る(全額自費ではない) |
💡 上乗せ料金の計算例
薬代1,000円の場合、上乗せ料金は250円です。3割負担の方は、従来の約300円から約480円に増えます。
なぜジルテックは対象外なのか
ジルテックが対象外となっている理由は、厚生労働省が公表した77成分のリストに含まれていないからです。
対象となるかどうかは、市販薬との成分・用量の一致や、セルフメディケーション(自分で健康管理すること)への切り替えやすさなどを考慮して決められています。
同じアレルギー薬でも、対象・対象外が分かれています。
| 薬の名前 | 成分名 | 対象かどうか(案) |
|---|---|---|
| アレグラ | フェキソフェナジン | 対象 |
| アレジオン | エピナスチン | 対象 |
| クラリチン | ロラタジン | 対象 |
| タリオン | ベポタスチン | 対象 |
| ジルテック | セチリジン | 対象外 |
| ザイザル | レボセチリジン | 対象外 |
⚠️ 注意:あくまで「案」の段階
最終的な対象品目は国の告示で確定します。現時点の情報が変更される可能性があります。
令和9年度以降に対象が広がる可能性
厚生労働省は、令和9年度(2027年度)以降に対象範囲の拡大と料率の引き上げを検討しています。
現在の77成分はあくまで「最初の対象」です。ジルテックが将来的に追加される可能性は否定できません。
対象が拡大された場合、上乗せ料金が適用されることになります。定期的に最新情報を確認することをおすすめします。
同じ成分の市販薬はある
ジルテックと同じセチリジン塩酸塩を含む市販薬は存在します。
代表的な製品として「ストナリニZ」「新コンタック鼻炎Z」があります。有効成分も量も処方薬のジルテック錠10と同じです。
| 項目 | 処方薬(ジルテック錠10) | 市販薬(ストナリニZなど) |
|---|---|---|
| 成分 | セチリジン塩酸塩10mg | セチリジン塩酸塩10mg |
| 用法 | 1日1回1錠 | 1日1回1錠(就寝前) |
| 年齢 | 医師の判断 | 15歳以上 |
| 効能 | 花粉症、じんましん、皮膚のかゆみなど | 花粉症などの鼻の症状のみ |
🚨 市販薬の注意点
市販薬は15歳以上が対象です。じんましんや皮膚のかゆみには使えません。眠気が出ることがあるため、服用後の車の運転はできません。
市販薬への切り替えは相談が必要
ジルテックが上乗せ料金の対象外であっても、市販薬への切り替えを検討する方もいるかもしれません。
ただし、処方薬には医師の診断に基づいた理由があります。自己判断での切り替えは避けてください。
- 処方薬は医師が症状を見て判断している
- 市販薬では対応できない症状がある
- 他の薬との飲み合わせを確認する必要がある
切り替えを考える場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
自分の薬が対象かどうか調べる方法
上乗せ料金の対象かどうかは、薬の名前や成分から調べることができます。
処方せんやお薬手帳に書いてある薬の名前を確認し、厚生労働省の対象成分リストと照らし合わせてみてください。
対象外でも知っておきたいこと
上乗せ料金の対象外であるジルテックですが、今後の見直しで状況が変わる可能性があります。
制度は段階的に拡大される方針です。現在対象外の薬も、将来的に追加されることがあります。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2027年3月 | 77成分・約1,100品目で開始(案) |
| 2027年度以降 | 対象範囲の拡大を検討 |
| 2027年度以降 | 料率の引き上げを検討 |
まとめ:今は対象外だが今後に注意
ジルテック(セチリジン塩酸塩)は、2027年3月時点の上乗せ料金対象77成分には含まれていません。
同じ成分の市販薬として「ストナリニZ」「新コンタック鼻炎Z」が存在します。ただし、市販薬は15歳以上で、花粉症などの鼻の症状にしか使えません。
令和9年度以降に対象の拡大が検討されています。将来的にジルテックが追加される可能性もあります。
薬の切り替えや今後の対応については、かかりつけの医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
この記事は医療行為や診断の代替となるものではありません。薬の使用については、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
出典:
- 厚生労働省「OTC類似薬の特別の料金」制度の考え方(2025年12月25日 社会保障審議会医療保険部会資料) https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001621875.pdf
- 厚生労働省「対象成分一覧(案)」77成分 https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001621851.pdf
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ジルテックは2027年3月の上乗せ料金の対象外|今後の見直しで変わる可能性と市販薬の選択肢 ジルテック(セチリジン塩酸塩)は2027年3月時点の上乗せ料金対象77成分に含まれていません。ただし令和9年度以降に対象拡大が検討されており、今後変わる可能性があります。同じ成分の市販薬も存在します。
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