クラリチンの上乗せ料金はいくら?2027年3月からの負担増と市販薬という選択肢
2027年3月からクラリチン処方時に薬代の4分の1が上乗せされる見込み。30日分で約136〜175円の負担増。同成分の市販薬なら上乗せなしで購入可能。
結論:クラリチン30日分で約136〜175円の負担増
2027年3月から、クラリチン(成分名:ロラタジン)を病院で処方してもらうと、通常の窓口負担とは別に「上乗せ料金」がかかる見込みです。
30日分の処方で増える金額は、3割負担の方で約136円、1割負担の方で約175円です。
同じ成分の市販薬「クラリチンEX」を薬局で買う場合は、この上乗せ料金はかかりません。
上乗せ料金とは何か
上乗せ料金(正式名称:OTC類似薬の特別の料金)は、2026年5月に成立した改正健康保険法にもとづく新しい制度です。
市販薬として買える成分を、あえて病院で処方してもらう場合に追加負担を求める仕組みです。
対象となる薬は、厚生労働省の案で77成分・約1,100品目にのぼります。クラリチンの成分「ロラタジン」は、この77成分の中に含まれています(No.77)。
⚠️ 最終決定はこれから
対象となる品目は、国の告示で正式に確定します。現時点では厚生労働省の「案」の段階です。
クラリチンの上乗せ額を計算してみる
クラリチン錠10mgを1日1錠、30日分処方された場合の計算です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 薬価(1錠あたり) | 25.9円 |
| 30日分の薬代 | 約777円 |
| 上乗せ額(薬代の4分の1) | 約194円 |
上乗せ額の194円は全額自己負担です。残りの薬代583円には、従来どおり1〜3割の定率負担がかかります。
負担割合ごとの増加額
| 負担割合 | 現在の窓口負担 | 制度開始後 | 増える額 |
|---|---|---|---|
| 3割負担 | 約233円 | 約369円 | 約136円 |
| 2割負担 | 約155円 | 約310円 | 約155円 |
| 1割負担 | 約78円 | 約253円 | 約175円 |
負担割合が低い方ほど、増える金額は大きくなります。診察料や調剤料は別途かかり、これらは変わりません。
上乗せ料金の対象外となる人
次のような方は、上乗せ料金の対象外とする方向で検討されています。
- こども
- がん・難病など配慮が必要な慢性疾患のある人
- 低所得者
- 入院患者
- 医師が長期使用等を医療上必要と判断した人
💡 詳細は検討中
これらの対象外要件は、厚生労働省の検討会で整理中です。最終的には国の告示で確定します。
同じ成分の市販薬「クラリチンEX」という選択肢
市販薬として「クラリチンEX」が販売されています。有効成分も1回あたりの量も、処方薬のクラリチン錠10mgと同じです。
| 比較項目 | 処方薬クラリチン錠10mg | 市販薬クラリチンEX |
|---|---|---|
| 有効成分 | ロラタジン10mg | ロラタジン10mg |
| 用法 | 1日1回1錠 | 1日1回1錠(食後) |
| 上乗せ料金 | かかる(2027年3月〜) | かからない |
市販薬で購入すれば、上乗せ料金はかかりません。
市販薬で違う点:年齢制限と効能
市販薬には、処方薬と異なる点があります。
年齢制限
- クラリチンEX:15歳以上
- クラリチンEXジュニア:7歳から14歳
使える症状の範囲
- 市販薬:花粉症などの鼻の症状(鼻水・鼻づまり・くしゃみ)のみ
- 処方薬:じんましんや皮膚のかゆみにも使える
🚨 皮膚症状には使えない
市販のクラリチンEXは、じんましんや皮膚のかゆみには使えません。これらの症状がある方は、処方薬が必要です。
ジェネリック医薬品という選択肢
クラリチンの成分「ロラタジン」には、ジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。
ジェネリックは薬価が安いため、上乗せ額も小さくなります。処方薬を続けたい場合は、医師や薬剤師にジェネリックへの変更を相談してみましょう。
判断は薬剤師・医師に相談を
上乗せ料金の導入で、クラリチンを続けるか、市販薬に切り替えるか、迷う方もいるでしょう。
ただし、この記事は判断材料を提示するものであり、医療行為や診断の代替にはなりません。
持病がある方、複数の薬を服用している方、じんましんや皮膚症状で使用している方は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
市販薬への切り替えが適切かどうかは、一人ひとりの状況によって異なります。
まとめ
- クラリチンは2027年3月から上乗せ料金の対象となる見込み
- 30日分で約136〜175円の負担増(負担割合による)
- 同じ成分の市販薬「クラリチンEX」は上乗せなしで購入可能
- ただし市販薬は花粉症などの鼻症状のみ対応
- じんましん・皮膚のかゆみには処方薬が必要
- 切り替えの判断は薬剤師・医師に相談を
出典:
- 厚生労働省「令和6年12月25日 社会保障審議会医療保険部会 資料」 https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001621875.pdf
- 厚生労働省「OTC類似薬の対象成分一覧(案)」 https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001621851.pdf
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クラリチンの上乗せ料金はいくら?2027年3月からの負担増と市販薬という選択肢 2027年3月からクラリチン処方時に薬代の4分の1が上乗せされる見込み。30日分で約136〜175円の負担増。同成分の市販薬なら上乗せなしで購入可能。
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