クスリノコンパス

2027年3月病院の薬の一部に「上乗せ料金」が始まります

調べる ›
上乗せ料金

タリオンの上乗せ料金はいくら?2027年3月から約249円増、市販薬・ジェネリックという選択肢

タリオンは2027年3月から処方時に上乗せ料金がかかる見込みです。30日分で約249円の上乗せ。同成分の市販薬タリオンARや、ジェネリックで負担を抑える方法を解説します。

公開: 2026-11-03更新: 2026/11/3

結論:タリオン30日分で約249円の上乗せ

2027年3月から、タリオン(ベポタスチンベシル酸塩)を処方でもらうと、薬代の4分の1が「上乗せ料金」として追加されます。

30日分(60錠)をもらう場合、上乗せ額は約249円。3割負担の方で、薬代が約174円増えます。

同じ成分の市販薬「タリオンAR」を選べば、上乗せ料金はかかりません。


上乗せ料金とは何か

「上乗せ料金」(正式名称:OTC類似薬の特別の料金)は、2027年3月から始まる新しい制度です。市販薬と同じ成分の処方薬をもらうとき、通常の窓口負担とは別に、薬代の4分の1を追加で払う仕組みです。

保険適用は残りますので、全額自己負担になるわけではありません。「市販で買える薬は、なるべく市販で」という考えのもと、年間約900億円の医療費削減を見込んでいます。

厚生労働省の案では、タリオンを含む77成分・約1,100品目が対象とされています。

💡 タリオンが対象に含まれる理由

市販薬「タリオンAR」と成分・量が同じだからです。処方と市販で代替可能とみなされています。


タリオン30日分で負担はいくら増える?

具体的な金額を計算してみましょう。タリオン錠10mgの薬価は16.6円です。

1日2錠を30日分もらうと、60錠で約996円。この4分の1が上乗せ額です。

項目金額
薬代(60錠)約996円
上乗せ額(4分の1)約249円

窓口で払う金額の増加分は、負担割合によって異なります。

負担割合増える金額
3割負担約174円
2割負担約199円
1割負担約224円

診察料や調剤料は変わりません。増えるのは薬代の部分だけです。

上乗せ料金シミュレーターで自分の薬の負担増を計算する


同じ成分の市販薬「タリオンAR」という選択肢

市販薬を選べば、上乗せ料金はかかりません。タリオンと同じ成分の市販薬は「タリオンAR」です。

有効成分ベポタスチンベシル酸塩の量も、処方のタリオン錠10mgと同じです。1回1錠(10mg)を1日2回服用する点も同じです。

比較項目処方薬(タリオン錠10mg)市販薬(タリオンAR)
有効成分ベポタスチンベシル酸塩10mgベポタスチンベシル酸塩10mg
用法1回1錠・1日2回1回1錠・1日2回
上乗せ料金かかるかからない

成分と量が同じなので、花粉症などの鼻症状であれば、市販薬への切り替えを検討する価値があります。

タリオンの処方薬と市販薬の違いを詳しく見る


市販薬で違う点:使える人・使える症状に制限あり

市販のタリオンARには、処方薬にはない制限があります。

対象年齢 市販薬は15歳以上が対象です。15歳未満のお子さんには使えません。

使える症状 市販薬で使えるのは、花粉症などによる鼻水・鼻づまり・くしゃみだけです。処方薬のタリオンが使える「じんましん」や「皮膚のかゆみ」には対応していません。

服用後の運転 市販のタリオンARは、眠気が出ることがあるため服用後の運転ができません。

⚠️ 市販薬に切り替えられないケース

じんましんや皮膚のかゆみで使っている方、15歳未満の方、車を運転する方は、引き続き医師に相談してください。


ジェネリック医薬品で上乗せ額を抑える

市販薬への切り替えが難しい場合、ジェネリック医薬品を選ぶ方法もあります。

タリオンのジェネリック(ベポタスチンベシル酸塩錠)は、先発品より薬価が安く設定されています。薬価が安ければ、上乗せ額も小さくなります。

ジェネリックは「効き目や安全性は同じで、価格が安い薬」です。処方箋をもらうとき、医師や薬剤師に「ジェネリックでお願いします」と伝えると変更できることが多いです。

ベポタスチンベシル酸塩の成分詳細・対象品目を確認する


上乗せ料金の対象外になる人

次のような方は、上乗せ料金の対象外とする方向で検討されています。

  • こども
  • がん・難病など配慮が必要な慢性疾患のある方
  • 低所得の方
  • 入院中の方
  • 医師が長期使用を医療上必要と判断した方

🚨 これらは検討中の案です

対象外となる人の詳細は、厚労省の検討会で整理中です。最終的には国の告示で確定します。


判断に迷ったら薬剤師・医師に相談を

上乗せ料金がかかるからといって、すぐに市販薬に切り替える必要はありません。

処方薬には、医師の診断に基づいた適切な用量・用法があります。持病のある方、他の薬を服用中の方は、自己判断での切り替えは避けてください。

市販薬で対応できるかどうか、薬局の薬剤師に相談すると判断材料が得られます。かかりつけ医に「市販薬に変えても大丈夫ですか」と聞いてみるのも一つの方法です。


まとめ:自分に合った選択を

タリオンの上乗せ料金について整理します。

ポイント内容
開始時期2027年3月
上乗せ額(30日分)約249円
3割負担での増加額約174円
同成分の市販薬タリオンAR
市販薬の制限15歳以上、鼻症状のみ、運転不可

花粉症の鼻症状で使っている方なら、市販薬への切り替えで上乗せ料金を避けられます。じんましんや皮膚のかゆみで使っている方は、処方薬を続ける必要があります。

ジェネリックを選ぶことで、上乗せ額を抑えることもできます。

**この記事は制度や選択肢の情報提供を目的としています。医療行為や診断の代替にはなりません。**薬の変更を検討される際は、薬剤師または医師にご相談ください。


出典:

この記事を送る

見出しと要点が入った文章です。「読んでおいて」と一言添えて送れます。

タリオンの上乗せ料金はいくら?2027年3月から約249円増、市販薬・ジェネリックという選択肢 タリオンは2027年3月から処方時に上乗せ料金がかかる見込みです。30日分で約249円の上乗せ。同成分の市販薬タリオンARや、ジェネリックで負担を抑える方法を解説します。

https://www.kusuri-compass.com/columns/auto_20261103_0_sw-talion-fee/