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2027年3月病院の薬の一部に「上乗せ料金」が始まります

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上乗せ料金

クラリチンは上乗せ料金対象、ジルテック・ザイザルは対象外|2027年3月から始まる花粉症薬の違い

同じ花粉症の飲み薬でも、クラリチンは上乗せ料金の対象、ジルテック・ザイザルは対象外。この違いは「市販薬と同一成分があるかどうか」という基準で決まります。

公開: 2026-10-21更新: 2026/10/21

結論:同じ花粉症薬でも負担が変わる

2027年3月から、処方薬の一部に「上乗せ料金」がかかります。 花粉症の飲み薬では、**クラリチンは対象(案)**です。 一方、ジルテック・ザイザルは対象外となっています。

同じ抗アレルギー薬なのに、なぜ扱いが違うのでしょうか。 この記事では、その理由と対処法をわかりやすく解説します。


上乗せ料金とは何か

上乗せ料金の正式名称は「OTC類似薬の特別の料金」です。 2026年5月に成立した改正健康保険法にもとづく制度です。

制度の仕組み

市販薬と同じ成分の処方薬を受け取ると、追加の負担が発生します。 具体的には、対象薬の薬剤費(薬そのものの値段)の4分の1です。 通常の1〜3割負担とは別に支払います。

💡 保険適用は残ります

上乗せ料金がかかっても、健康保険は引き続き使えます。全額自己負担になるわけではありません。

対象となる薬の数

厚生労働省の案では、77成分・約1,100品目が対象です。 この案は2025年12月25日の社会保障審議会医療保険部会で示されました。 最終的な対象は、国の告示で確定します。


なぜクラリチンは対象でジルテックは対象外なのか

結論から言うと、「市販薬に同じ成分があるかどうか」で決まります。 薬の効き目や安全性の違いではありません。

3つの薬の比較

薬の名前成分名市販薬の有無上乗せ料金
クラリチンロラタジンあり対象(案)
ジルテックセチリジンなし対象外
ザイザルレボセチリジンなし対象外

クラリチンの成分「ロラタジン」は、ドラッグストアで買えます。 「クラリチンEX」という名前で市販されています。

一方、ジルテックの成分「セチリジン」には市販薬がありません。 ザイザルの成分「レボセチリジン」も同様です。 そのため、今回の案には含まれていません。

⚠️ 機械的な基準で決まっています

「市販薬と成分・投与経路が同一で、1日最大用量が異ならない」という条件で選ばれています。薬の優劣とは関係ありません。


上乗せ料金で負担はいくら増えるか

具体的な金額を見てみましょう。 薬代1,000円の薬を例に計算します。

負担額の比較(薬代1,000円の場合)

負担割合現在の負担上乗せ後の負担増加額
3割負担300円約480円約180円
2割負担200円400円200円
1割負担100円約330円約230円

上乗せ料金は薬代の4分の1(250円)です。 残り750円に対して、通常の定率負担がかかります。

診察料や調剤料(技術料)は変わりません。 増えるのは、あくまで対象薬の分だけです。


花粉症薬の詳しい情報を確認する

各薬について、上乗せ料金の対象かどうかを調べられます。

アレルギー薬全体については、こちらもご覧ください。


対象外となる人もいる

上乗せ料金がかからない人も検討されています。 厚生労働省の検討会で詳細が整理中です。

対象外とする方向で検討されている人

  • こども
  • がん・難病など配慮が必要な慢性疾患のある人
  • 低所得者
  • 入院患者
  • 医師が長期使用等を医療上必要と判断した人

ご自身が対象外になるかは、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。


今後の制度拡大について

2027年度(令和9年度)以降、対象範囲の拡大が検討されています。 料率の引き上げも議論される予定です。

現在対象外のジルテックやザイザルも、将来は変わる可能性があります。 制度の動向を注視することが大切です。

政府は、この制度で年約900億円の医療費削減を見込んでいます。


薬の選び方で迷ったら

上乗せ料金を避けたいからといって、自己判断で薬を変えるのは危険です。 アレルギー薬は人によって効き目が違います。 副作用の出やすさも個人差があります。

薬を変更したいときの注意点

やってはいけないこと正しい対応
自己判断で処方薬を中止する医師に相談する
市販薬に勝手に切り替える薬剤師に相談する
症状が軽いからと放置する適切な治療を続ける

🚨 この記事は医療行為の代わりではありません

薬の変更や中止は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。この記事は情報提供を目的としており、診断や治療の代替にはなりません。


まとめ

2027年3月から始まる上乗せ料金制度。 花粉症の飲み薬では、クラリチンが対象(案)です。 ジルテックとザイザルは、現時点では対象外です。

この違いは、市販薬に同じ成分があるかどうかで決まっています。 薬の効果や安全性の評価ではありません。

負担が変わる可能性があることを知っておくことが大切です。 不安なことがあれば、薬剤師や医師に遠慮なくご相談ください。


出典:

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